出版のことを考えてみる
出版について考えてみよう。 出版というビジネスは、なんだかひどくいびつで、一般の社会常識では誤解されることが多いように思う。そのため、ツイッターなどでもおかしな話が飛び出して、状況に乗ってしまっている人をいらつかせるのだ。 ...
本格ミステリ大賞2017への投票
本格ミステリ大賞の投票をするため、今年も候補作を購入して読むことにしたわけだ。 評論については、評論という枠組み自体に懐疑的なこともあり、そもそもそれを評価することなどできそうにないので最初から棄権するわけだが、小説の方は、なにしろ本格ミステリ作家クラブに入会するという...
正しいとか優れているとか
生きてゆく、というのは選択をし続けることである、と言ってもいいだろう。 とか言うと、「今日の晩ご飯どうしようかな」的な考えが起こってくるわけだが、まあ、それも選択であるのは間違いないのだが、ここで言ってるのはもっと小さい、原理的なところのお話である。...
書店は出版の夢を見る
なんでもTSUTAYAが徳間書店を買収したとかいう。出版業界の変化、みたいな文脈で語られるようになるだろう。 けれどこの話を、私はちょっと違う角度からの感慨をもって受け止めた。それというのも昔なじみの作家、太田忠司がつい最近、この二社の協調によってデビュー作であるところ...
書籍流通のことなど
電子書籍が徐々に一般的になっており、単に(なにかしらを)読みたいだけのニーズには応じられるようになりつつあるようだ。すでに膨大な量の書籍が電子化されている、ということである(ただし、なんでもかんでもではない。読み切れないほどたくさんある、というだけだ)。 ...
縁とAんI
縁、と言ってしまえばそれで終わり。ただそれだけの話ではある。 けれど縁は、接触のことではなくて、接触した後に引きずるなにかしらのことだろう。ならば、縁を語るには、それをひきずるに至ったおのれの特性や相手の特性が重要になる。 ...